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神奈川県立生命の星・地球博物館
神奈川県小田原市にある神奈川県立生命の星・地球博物館は、1995年に開館した自然史博物館です。生命の星・地球博物館の名前の通り、46億年の地球の歴史やと生命の多様性、神奈川の自然、自然と人間のかかわりをテーマにしています。
このページでは、神奈川県立生命の星・地球博物館にどんな恐竜や翼竜、魚竜の全身骨格が展示されているか、どの場所にあるかなどを紹介しています。翼竜が4種類も展示されている博物館はめずらしいですよ。
神奈川県立生命の星・地球博物館へのアクセス
神奈川県立生命の星・地球博物館は、電車などの公共交通機関と自家用車のどちらでも行きやすい場所にあります。
電車の場合、公式サイトでは、最寄りの箱根登山鉄道「入生田(いりうだ)」駅から徒歩3分と案内されています。車の場合、最寄りの「小田原西」ICを降りた後、国道1号線を走ります。
私は電車で出かけたので、JR小田原駅からのアクセスを紹介しますね。
小田原駅で箱根登山鉄道に乗り換え
神奈川県立生命の星・地球博物館へ行くために、私は小田原駅でJRから箱根登山鉄道に乗り換えました。小田原駅は、新幹線とJR東海道線の間に小田急と箱根登山鉄道の改札があり、全体が大きな屋根でつながっています。
小田原駅は初めてだったのですが、分かりやすく案内されていたので、とても助かりました。箱根へ行く方も多いようでスーツケースを持った方を多く見かけましたよ。
「小田原」駅から3駅先の「入生田」駅へ
箱根登山鉄道「箱根湯本」行きの電車に乗り、3駅で神奈川県立生命の星・地球博物館の最寄り駅「入生田(いりうだ)」駅に到着です。乗車時間は10分ほどでした。
「入生田」駅は線路を挟んで両側にホームがありますが、改札のある駅舎は一カ所しかありません。箱根湯本方面行きの電車で「入生田」駅で降りた場合、ホームをつなぐ踏切の遮断機が下りているので、自分の降りた電車が出発してから踏切を渡り、改札を通ります。
降りるときにはただ待つだけでいいのですが、「入生田」駅から箱根湯本方面の電車に乗る場合、遮断機が降りてしまうとホームへ行けなくなってしまいます。神奈川県立生命の星・地球博物館を見学した後で箱根方面に行く場合は、少し早めに駅に着くようにしてくださいね。
こじんまりしたなつかしい雰囲気の木造の駅舎ですね。「入生田」駅には自動改札がなく、久しぶりに駅員さんに切符を渡しました。最近は自動改札の駅が多いので、小中学生のお子さんだったら、初めての経験になるかもしれませんね。
駅前に案内あり。迷うことなく博物館へ
「入生田」駅から神奈川県立生命の星・地球博物館まで、公式サイトには徒歩3分と掲載されています。「入生田」駅を降りるとすぐに博物館への案内板があるので、迷いませんでした。
箱根登山鉄道の線路下のトンネルを抜けると国道1号線です。広い道路には博物館への歩道橋がありました。歩道橋には階段だけでなくエレベーターもあるので、ベビーカーのお子さん連れやスーツケースを持った旅行者の方でも問題なく通れますね。
階段またはエレベーターで歩道橋の上にあがると、右手に神奈川県立生命の星・地球博物館が見えてきますよ。
車なら国道1号線の交差点「地球博物館前」でまがる
車で行く場合も博物館近くの交差点「地球博物館前」に大きな看板があるので、見落とすことはなさそうです。
神奈川県立生命の星・地球博物館の地下には無料駐車場があり、185台(乗用車・大型バスの合計)停められます。雨の日でも濡れずに博物館に入館できるのが助かりますね。
神奈川県立生命の星・地球博物館の入館料
大人は520円、中学生以下は無料です。小田急電鉄「箱根フリーパス」や箱根登山鉄道「トコトコきっぷ」などを利用している場合は割引があるので、入館券を買う前に確認してくださいね。
恐竜・翼竜・首長竜・魚竜は神奈川県立生命の星・地球博物館のどこに展示されている?
神奈川県立生命の星・地球博物館ではエントランスホールと1階「生命を考える」のコーナーに恐竜の全身骨格が展示されています。
広い博物館の中を順番に、どの恐竜がどこに展示されているのか紹介しますね。
エントランスホールにはチンタオサウルスや翼竜
神奈川県立生命の星・地球博物館に入館すると、エントランスホールにいきなり大きな恐竜がいます!翼竜も飛んでいますし、左側にはクチファヌチヌスという白亜紀の魚もいますよ。
エントランスホールは無料エリアです。入場券は入口近くの右手に自動販売機があります。
赤いジャケットを着た案内の方が販売機を教えてくださいました。私は大きなボストンバッグを持っていたので、「100円返却方式のコインロッカーもありますよ」と親切にコインロッカーの場所も教えてくださいましたよ。
見上げる大きさのチンタオサウルス
頭につのがあるチンタオサウルスの全身骨格です。大きくて迫力がありますね。展示室内でボランティアガイドの方がおっしゃっていたのですが、このチンタオサウルスの姿勢はしっぽが下がっていてゴジラのようなので、少し古い説なんだそうですよ。最近の恐竜の学説では背骨が地面と平行に近い姿勢だったとされているそうです。開館から20年ほどですが、その間に恐竜学が変わっているんですね。
空を飛ぶ翼竜が3体も!アンハングエラとトゥプクスアラ
エントランスホールには翼竜も飛んでいます。一番低い位置にいるのがアンハングエラ。大きな口に鋭い歯が並んでいます。
ホールの天井を見上げるとトゥプクスアラです。空の背景に映えて、白亜紀の空をイメージできますね。
トゥプクスアラは高い位置に展示されていて下からだと少し見にくいかもしれません。エントランスホールは吹き抜けになっているので、展示室を見終わった後通る2階か3階の通路からだとよく見えますよ。
展示室「地球を考える」46億年の地球誕生の歴史
1階から展示室に入るとまず「地球を考える」のコーナーです。ここでは46億年前に誕生した地球について知ることができます。いろいろな隕石が展示されていて、一部の隕石は触ることもできるんですよ。
展示室内には大きな岩石がそびえたっています。いろいろな色や模様があり、見ごたえがありますね。きれいな水晶などもたくさん展示されています。
生物のさまざまな環境や進化についての展示「生命を考える」
地球についての展示を見ながら歩いていると、いつの間にか「生命を考える」の展示に進んでいます。廊下や段差のない同じフロアなので、移動しやすいですよ。
ここからいよいよ恐竜の全身骨格が展示されているエリアです。
化石をさわってみよう!アンモナイトの壁
大きな壁にアンモナイトの化石がたくさんあり、地層の崖がそのまま展示室にある感じですね。これはアンモナイトの化石を含む岩盤を組み合わせた「アンモナイトの壁」です。
なんとアンモナイトの化石をさわってみてもいいんだそう!先ほどの隕石のコーナーと同じく、神奈川県立生命の星・地球博物館では、多くの展示品をさわれるそうです。
アンモナイトの次には恐竜の足跡の化石が展示されているので、見て観察するだけでなく、実際にさわってみるといいですね。
巨大な恐竜ディプロドクスと翼竜ケツァルコアトルス
恐竜の足跡や古生代の爬虫類パイレアサウルスの先には、巨大な恐竜ディプロドクスが現れます。大きすぎて全身を写真に撮るのが難しいほど。
空には翼竜のケツァルコアトルスが飛んでいますよ。
ケツァルコアトルスの復元模型は広い展示室内でも一際目立っています。今のところ発見されている翼竜の中で最大級のケツァルコアトルス。翼を広げると10メートルもあるそうですよ。
本物の化石で組まれたエドモントサウルスの全身骨格
ディプロドクスの胴体の下をくぐると隣にはエドモントサウルスが展示されています。このエドモントサウルスの全身骨格は、ほとんどの部分が実物の化石で組まれています。
恐竜の化石は貴重なので、多くの博物館で複製が展示されている場合が多いのですが、神奈川県立生命の星・地球博物館のエドモントサウルスは実物だそうです。じっくり観察してみてくださいね。
プテラノドンの化石と恐竜の卵
エドモントサウルスの向かい側の壁には、プテラノドンが展示されています。
このプテラノドンは空を飛んでいる姿の全身骨格ではありませんが、壁から浮き出ています。頭の後ろがとさかのような形になっていますね。翼を広げると7メートルもあるそうですよ。
近くにはオヴィラプトルなどの恐竜の卵が4種類展示されているので、こちらもお見逃しなく。
大人気のティラノサウルスの全身骨格
エドモントサウルスやプテラノドンを見たら、再びディプロドクスの胴体の下をくぐり、元の位置に戻ります。神奈川県立生命の星・地球博物館の展示室は、一方通行の順路ではないので、行ったり来たり好きな順番に展示を見ることができるんですよ。
ティラノサウルスの全身骨格もあります。
ティラノサウルスの前で写真を撮っている家族連れも多く、ニッコリ笑顔の子ども達がかわいいかったです。やっぱりティラノサウルスは一番人気の恐竜なんですね。
ティラノサウルスの手前には水中でくらす爬虫類ステノプリテギウスの化石があります。
見上げると、モササウルスの仲間のティロサウルスの全身骨格もいますよ。
「生命を考える」にはいろいろな生き物が展示
1階の「生命を考える」の展示室は恐竜以外に、マンモスやクジラも展示されています。
きれいに並んだカラフルなチョウの標本もありましたよ。
恐竜の近くに哺乳類のはく製があるなど、生命の進化や多様性を感じられるような展示がされています。
1階の展示室を上から見てみよう
1階の展示室のあとは、エスカレーターやエレベーターで3階へ上ります。
神奈川県立生命の星・地球博物館の展示室は2階部分が吹き抜けになっていて、3階から見下ろすことができます。1階展示室全体を眺められるので、おすすめです。
上から見たときに分かりやすいよう、生き物の名前が書いてある案内もありましたよ。
「神奈川の自然を考える」「自然との共生を考える」の展示
3階は神奈川県の大地や人と自然のかかわりなど、神奈川の自然についての展示です。
藤沢市で発掘されたナウマンゾウの標本も展示されています。
相模湾の魚やカニなどの紹介もあります。いろいろな種類の海の生き物が相模湾にいるんですね。
巨大な百科事典のようなジャンボブック
3階の「神奈川の自然」の展示室を出ると、エントランスホールの吹き抜けに面した通路です。
エントランスホールからは見上げる位置に飛んでいたトゥプクスアラも近くに見ることができますよ。
通路を抜けると、「ジャンボブック」という展示室です。
ジャンボブックは、たくさんの標本をテーマに分け、大きな百科事典に見立てて紹介しています。
30冊近くのジャンボブックがありましたよ。
動物や植物、昆虫、化石などとてもたくさんの標本がテーマごとに紹介されているので、ジャンボブックのコーナーだけでも見ごたえがありました。
恐竜とほかの生物と見比べやすい神奈川県立生命の星・地球博物館
神奈川県立生命の星・地球博物館では、恐竜の全身骨格と哺乳類や鳥類の標本がすぐ近くに展示されています。恐竜だけでなく、進化や生命の多様性がよく分かるように紹介されていて、期待以上の博物館でした。翼竜が4種類も展示されている博物館はめずらしいですし、ぜひ行ってみてくださいね。
神奈川県立生命の星・地球博物館に全身骨格が展示されている恐竜・翼竜・魚竜
実物の全身骨格
恐竜の全身骨格
恐竜の復元模型
神奈川県立生命の星・地球博物館の使いやすさ・バリアフリー情報
- レストラン・カフェ
- あり(2ヶ所)
1階「喫茶アース」・3階「レストラン フォーレ」 - 休憩所
- あり 飲食・持込可
3階ラウンジ(2ヶ所)・3階テラス - 水飲み場
- あり
- コインロッカー
- 100台あり(100円返却式)
- ミュージアムショップ
- あり
- ベビーカーについて
- 貸出しあり(7台)
- オムツ換えスペース
- 1階と3階のトイレ内にあり
- 授乳室
- あり(1階正面玄関近く)
- 車椅子について
- 貸出しあり(6台)
- 多目的トイレ
- あり(地下駐車場・1階・3階)
神奈川県立生命の星・地球博物館の施設概要
- 公式サイト
- http://nh.kanagawa-museum.jp/
- 料金(常設展示)
- ・20~64歳(学生を除く)520円
・15~19歳・学生 300円
・高校生・65歳以上 100円
・中学生以下無料 - 開館時間
- 9:00 ~16:30(入館は16:00 まで)
- 休館日
- ・毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は翌平日)
・館内整備日(8月以外の第2火曜日、12~2月の火曜日)
・国民の祝日等の翌日(土日祝日に当たるときを除く)
・年末年始
・害虫駆除のため館内くん蒸期間の休業日あり(6月ごろ) - 住所
- 〒250-0031
神奈川県小田原市入生田499 - 連絡先
- 0465-21-1515
- 地図
- アクセス(公共)
- 箱根登山鉄道 「入生田(いりうだ)」駅から徒歩3分
(JR東海道本線または小田急線「小田原」駅で、箱根登山鉄道に乗り換え) - アクセス(マイカー)
- 最寄り出口
・「小田原西」IC(西湘バイパス・小田原箱根道路)
・「山崎」IC(箱根新道・小田原箱根道路) - 駐車場
- 無料駐車場あり(乗用車・大型バス合計185台)