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豊橋市自然史博物館
愛知県豊橋市にある豊橋市自然史博物館は、1988年に市政施行80周年記念事業として開館した自然史博物館です。身のまわりの自然を中心に「地球・生命の歴史」をテーマとしています。
豊橋総合動植物園(のんほいパーク)内にあり、博物館前の野外恐竜ランドには10体の実物大恐竜模型があります。豊橋市自然史博物館の館内では、ティラノサウルスやトリケラトプスなどたくさんの恐竜やプテラノドンなどの翼竜の全身骨格が展示されています。
豊橋市自然史博物館へのアクセス
豊橋市自然史博物館は、豊橋総合動植物園(のんほいパーク)の園内にあり、電車などの公共交通機関と自家用車のどちらでも行きやすい博物館です。
電車の場合、公式サイトでは最寄りのJR東海道本線「JR二川駅」南口から豊橋総合動植物園(のんほいパーク)東門までは徒歩で約6分と案内されています。東門は植物園ゾーンなので、豊橋市自然史博物館まではさらに公園内を歩く必要があります。
駐車場は3か所あり。1650台駐車可能
車の場合、最寄りの東名高速「豊川IC」から約40分かかります。
駐車場は、豊橋総合動植物園(のんほいパーク)の中央門・東門・西門の3か所にそれぞれあり、全部で約1650台駐車可能です。駐車料金は200円、帰りに払う方式です。
私は車で出かけたのですが、豊橋市自然史博物館へは中央門から歩くのが一番近いようなので、中央門付近の駐車場に停めました。駐車場から樹木より高くブラキオサウルスの実物大模型や公園内の観覧車が見えましたよ。
豊橋市自然史博物館の入館料
中央門の切符売り場です。豊橋総合動植物園(のんほいパーク)の入園料は、大人600円、小中学生100円、小学生以下は無料です。
動植物園への入園料は必要ですが、豊橋市自然史博物館は常設展だけなら入館料がかからないんですよ。
小さなお子さんで、恐竜は好きだけど初めて見る恐竜の大きな全身骨格は怖がってしまうかも…という心配がある場合も、動植物園内の博物館なら気楽に訪れることができますね。
中央門から道なりに歩いていると、樹木の向こうにブラキオサウルスがいます。
豊橋総合動植物園(のんほいパーク)はとても広いのですが、ブラキオサウルスを目指して歩けば、豊橋市自然史博物館への道を迷うことはないと思います。
恐竜・翼竜・首長竜・魚竜は豊橋市自然史博物館のどこに展示されている?
中央門から歩いていくと左側に豊橋市自然史博物館の表示が見えてきます。博物館前には野外恐竜ランドがあり、博物館入口は野外恐竜ランドの奥です。
野外恐竜ランドには実物大の恐竜が10体も!
豊橋市自然史博物館の入口へ続く道の一番手前は、マイアサウラの復元模型です。巣の中には卵もありますよ。
マイアサウラは、親と子、卵の化石が同じ場所から大量に見つかったため、群れで子育てをしていたと考えられています。「よいお母さんトカゲ」という意味の名前なんですよ。
マイアサウラの近くにはトリケラトプスもいます。大きな角が立派ですね。
トリケラトプスの奥にいるのがアンキロサウルス。硬い背中のよろい竜の一種です。
恐竜がどんな色をしていたか、はっきりとは解明されていませんが、なぜこんなにカラフルな色にしてみたのでしょうか。
大きなメガロサウルスがこちらを見ています。
メガロサウルスのことを「ティラノサウルスだね~」と話していた親子連れもいました。恐竜といえばティラノサウルスというくらいが有名ですからね。野外動物ランドにはティラノサウルスはいませんが、博物館内に入るとティラノサウルスにも会えますよ。
かわいらしい恐竜骨格の滑り台遊具も。
野外恐竜ランドには、9種類10体の実物大恐竜模型があり、写真で紹介した以外には、ブラキオサウルスの親子、デイノニクス、イグアノドン、パキケファロサウルス、トウジャンゴサウルスがいます。恐竜の前で写真を撮っている親子連れも多かったですよ。
いよいよ豊橋市自然史博物館へ。恐竜の全身骨格がたくさん!
恐竜の復元模型がたくさんある野外恐竜ランドを抜けると豊橋市自然史博物館の入口があります。開催中の特別展のポスターが貼られていますね。
特別展は入館してすぐ左側の特別企画展示室で開催されています。特別展は別途料金がかかりますが、博物館の通常展のみなら料金がかからないので、切符売り場はありません。
プシッタコサウルスの動く復元模型と赤ちゃん恐竜
特別企画展示室の近くには、プシッタコサウルスがいます。
このプシッタコサウルスの復元模型は、来館者の声に反応して体を動かすんですよ。
1時間ごとに卵から赤ちゃん恐竜が生まれる様子も再現されています。赤ちゃん恐竜が生まれる時は、たくさんの人が見入っていましたよ。
イントロホールからティラノサウルスとトリケラトプスのいる自然史スクエアへ
博物館の入口左側は特別企画展示室、右側にはミュージアムショップがあります。その先のまっすぐに伸びた通路はイントロホールと呼ばれています。
イントロホール左側の壁には「ふれて楽しむ化石壁」という展示があり、地球誕生から現代までの地球の歴史を化石とともに知ることができます。恐竜の大腿骨も展示されていますよ。
ティラノサウルスとトリケラトプスの下で休憩も
イントロホールを進むとティラノサウルスとトリケラトプスの全身骨格がある自然史スクエアです。
広い場所で全身骨格の周囲にはベンチがあり、ティラノサウルスやトリケラトプスの足元で休憩もできますよ。夏の暑い時期に訪れたため、涼みがてらゆっくり休憩している人も多かったです。
大きなトリケラトプスです。明るい場所なので観察しやすいですね。
豊橋市自然史博物館の展示の目玉のひとつ、実物化石で組まれたエドモントサウルスの全身骨格が展示されている部屋が自然史スクエアからも見ることができます。
自然史スクエアからだとガラス越しですが、順番に展示を見ていくと、エドモントサウルスをもっと近くで観察できますよ。
古生代・中生代・新生代の地球を順番に展示
自然史スクエアから少し狭い通路を通って、展示室へ移動します。古生代・中生代・新生代の順に地球の誕生から現在までを見ることができますよ。
古生代:地球誕生から約2億5千万年前まで
古生代展示室では、地球の誕生や生物の誕生が紹介されています。
カンブリア紀のアノマロカリスの化石も展示されていましたよ。
単弓類(哺乳類型爬虫類)として知られるディメトロドンの全身骨格模型も。恐竜だと思われていることも多いようですが、恐竜がいた中生代よりも古い時代の生物なんですよ。
中生代は恐竜の時代。翼竜や首長竜も
いよいよたくさんの恐竜や翼竜、首長竜のいる中生代の展示室です。
右手に見える小さな恐竜はエオラプトル。小さいけれど肉食の恐竜です。奥には大きな恐竜の全身骨格も見えていますね。
大きな恐竜から小さな恐竜まで全身骨格がたくさん!
真ん中にいる大きな恐竜はユアンモウサウルス。ジュラ紀の植物食恐竜で、全身17mもあります。
肉食恐竜のアロサウルスの上にはプテラノドンが飛んでいます。
翼竜といえばプテラノドンというくらい有名ですよね。翼を広げると7メートルもあるそうです。
背中の板状の突起が特徴的なステゴサウルスの全身骨格も展示されています。
背中の突起がどのように並んでいたのかいろいろな説があるようですが、近年の研究では、交互に2列に並んでいたという説が有力です。
プシッタコサウルス、アーケオケラトプス、プロトケラトプスが並んでいます。プシッタコサウルスは入口近くで動く復元模型も展示されていましたね。
鳥の進化が分かる。始祖鳥や孔子鳥を比較
恐竜と鳥類の両方の特徴を持つ始祖鳥や孔子鳥などの展示です。
発掘された化石の状態と復元された骨格の模型が両方展示されています。スクリーンには、飛んでいる姿の映像が映されていますよ。
始祖鳥の全身骨格模型と復元模型が並んでいます。
骨格と復元の両方を比べられる博物館は意外と少ないので、貴重な展示ですね。
始祖鳥の近くにはランフォリンクスの全身骨格やアンハングエラの化石の展示もありますよ。豊橋市自然史博物館は翼竜の展示も充実しています。
翼竜ランフォリンクスの全身骨格模型です。
細くて軽い骨格の様子がよくわかりますね。小さな翼竜ですが、鋭い歯で魚を捕らえて食べていたようです。
海に住む爬虫類:首長竜や魚竜、モササウルス類
首長竜のタラソメドンとドリコリンコブスです。近くにはモササウルス類のプラテカルプスもいます。
陸上で進化した爬虫類が海へも進化して、タラソメドンのような大きな首長竜や魚のような体系のステノプテリギウスも現れたそうです。
階段の上から恐竜たちを見下ろせるコーナー
次の展示室へ続く階段を上ると、中生代展示室を見渡すことができます。高い位置に展示されているタラソメドンもすぐ近くで観察できますね。
写真には写っていませんが、中世展示室には実物大のジオラマと映像を組み合わせた展示「恐竜劇場」もありますよ。
階段の上から自然史スクエアに展示されているティラノサウルスとトリケラトプスを見下ろすこともできます。
実物化石!エドモントサウルス展示室
順路通りに進むと、次はエドモントサウルス展示室です。
化石は貴重なため、博物館ではレプリカを展示しているのが一般的なのですが、豊橋市自然史博物館のエドモントサウルスは実物化石を組んで展示しています。
実物ではなくレプリカですが、背中や手足に皮ふの痕が残っためずらしい全身骨格化石です。エドモントサウルスがミイラ化した後に堆積物で埋まって化石になったそうです。
全体の90%が実物化石で組まれたエドモントサウルスの全身骨格です。
壁には白亜紀後期の生態を復元した大きな壁画が描かれていて、こちらも見ごたえがありますよ。
新生代は哺乳類の時代
恐竜やアンモナイトが栄えた中生代の次は新生代の展示室です。
新生代は哺乳類の時代とも呼ばれているそうです。
新生代展示室の様子です。
大きな哺乳類のミンククジラやアケボノゾウの全身骨格が目に留まりますね。
アケボノゾウの奥にはケナガマンモスがいます。
すぐ近くにナウマンゾウの全身骨格も展示されていて、それぞれの違いを観察することができますよ。
人類の進化の展示では、自分の動きに合わせてモニター上のチンパンジーを動かす技術で、楽しみながら人類の進化や体の構造を学ぶことができます。
郷土の自然展示室
新生代展示室の次は、郷土の自然の展示室です。
郷土の自然の展示室では、本州のほぼ中央にある豊橋市の身近な自然について展示されています。近くにはガラパゴス諸島の展示もあります。
豊橋市のある愛知県近海に住む生物を紹介しています。遠州灘に面した海岸はアカウミガメの産卵地になっているそうです。
愛知県に生息する哺乳類のうち、31種のはく製や全身骨格標本で紹介しています。
右側の案内板には「私たちの生きた姿も見てね」と豊橋総合動植物園(のんほいパーク)全体の地図がありました。動植物園内にある博物館ならではですね。
展示室を順番に回ると、ティラノサウルスとトリケラトプスのいる自然史スクエアに戻ってきます。通路の横には化石や駿河湾でとれたサメの一種のラブカの標本もありましたよ。
この記事では、豊橋自然史博物館にどんな恐竜の全身骨格が展示されているかや野外恐竜博物館の恐竜模型について中心に紹介しました。
豊橋総合動植物園(のんほいパーク)への入園料のみで、豊橋市自然史博物館には出入り自由にもかかわらず、恐竜や翼竜などの展示がとても充実していました。動物園や遊園地もあるので、豊橋自然史博物館は、小さな子どもさんの初めての博物館としても最適だと思いますよ。
豊橋市自然史博物館に全身骨格が展示されている恐竜・翼竜・魚竜・首長竜
実物の全身骨格
恐竜の全身骨格
恐竜の復元模型
豊橋市自然史博物館の使いやすさ・バリアフリー情報
- レストラン・カフェ
- なし
豊橋総合動植物園(のんほいパーク)内にあり - 休憩所
- あり
- 水飲み場
- 不明
- コインロッカー
- あり
- ミュージアムショップ
- あり
- ベビーカーについて
- 豊橋総合動植物園(のんほいパーク)各門で貸出しあり(200円)
- オムツ換えスペース
- あり
- 授乳室
- 豊橋総合動植物園(のんほいパーク)内にあり(5カ所)
- 車椅子について
- 豊橋総合動植物園(のんほいパーク)各門で貸出しあり(無料)
- 多目的トイレ
- あり(1ヶ所)
豊橋市自然史博物館の施設概要
- 公式サイト
- http://www.toyohaku.gr.jp/sizensi/
- 料金(常設展示)
- 無料
*豊橋総合動植物園への入場料が必要
(大人600円・小中学生100円) - 開業時間
- ・9:00~16:30(公園への入園は16:00 まで)
- 休業日
- ・毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は火曜日)
・年末年始(12月29日~1月1日) - 住所
- 〒441-3147
愛知県豊橋市大岩町字大穴1-238 - 連絡先
- 0532-41-4747
- 地図
- アクセス(公共)
- ・JR「二川駅」(南口)から東門まで徒歩約6分
- アクセス(マイカー)
- 最寄り出口「豊川IC」(東名高速道路)から約40分
- 駐車場
- あり(普通車200円 約1,650台)