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ティラノサウルス

2体のティラノサウルスと翼竜のイラスト

ティラノサウルスとは?

最強の大型肉食恐竜ともいわれるティラノサウルスは、恐竜時代の中でも最末期、白亜紀後期に北米(アメリカ・カナダ)に現れた恐竜です。

大きな頭、太くて長い歯が並んだ丈夫なあご、がっしりした体、長くて力強い後ろ脚ととても小さな前脚などが特徴。子どものころは羽毛が生えていたとも考えられています。

ティラノサウルスのデータ

福井県立恐竜博物館ティラノサウルスの復元模型
福井県立恐竜博物館に展示されているティラノサウルスの復元模型。動きます!
英語名
Tyrannosaurus
種類
獣脚類(竜盤類)
年代
白亜紀後期
約7000万~6500万年前
体長
約12メートル
体重
推定5~6トン
生息地
北米
食性
肉食

ティラノサウルスの豆知識

ティラノサウルスの名前の由来は?

ティラノサウルスの名前には「暴君トカゲ」という意味があります。古代ギリシア語で「暴君」という意味の「テュランノス」と「爬虫類」の「サウロス」を組み合わせてつけられました。

現在の一般的な日本語訳は、英語の「Tyrannosaurus」の音をそのままカタカナにした「ティラノサウルス」ですが、「チラノサウルス」「チラノザウルス」「チランノザウルス」「タイラノサウルス」「テュランノサウルス」など、いろいろな表記がされていました。また「暴君竜」という和名もあります。

ティラノサウルス・レックス?それともT.Rex? 違いはある?

ティラノサウルスのことを「ティラノサウルス・レックス」や「T.Rex(ティー・レックス)」と呼んでいることもありますね。ティラノサウルスとティラノサウルス・レックス、T.Rexには、違いがあるのでしょうか?

ティラノサウルスの学名は「Tyrannosaurus rex」、「ティラノサウルス属」の中で「レックス」という種類なので「ティラノサウルス・レックス」という名前が付けられています。「T.Rex(ティー・レックス)」は「ティラノサウルス・レックス」を省略した呼び方です。

どうして「ティラノサウルス」=「ティラノサウルス・レックス」なの?

学名にはレックスがついていますが、一般的には「ティラノサウルス」と呼んでいますよね。なぜ「ティラノサウルス」=「ティラノサウルス・レックス」で通じてしまうかというと、「ティラノサウルス属」には「レックス種」しか発見されていないからなんです。

今後、他の種が発見された場合、現在「ティラノサウルス」と呼ばれている恐竜は「ティラノサウルス・レックス」と区別しないと通じなくなるかもしれませんね。

というわけで、「ティラノサウルス」「ティラノサウルス・レックス」「T.Rex」は、今のところ同じ恐竜のことを指します。ちなみに「レックス」はラテン語で「王」という意味なんですよ。

ティラノサウルスが生息していた時代

三畳紀ジュラ紀白亜紀前期白亜紀後期

ティラノサウルスは、約7000万~6500万年前の白亜紀(はくあき)後期に生息していました。恐竜が栄えていた中生代(約2億年前~6500万年前)の中でも最も後半の時期で、恐竜の絶滅とともにティラノサウルスも姿を消しました。

同じ時代、同じ地域に生息していた恐竜には、トリケラトプス、アンキロサウルス、パラサウロロフスがいます。ティラノサウルスのものと考えられる歯型の残ったトリケラトプスの骨の化石も発見されています。

ティラノサウルスvsトリケラトプスを化石で再現!

東京都上野公園にある国立科学博物館では、ティラノサウルスとトリケラトプスの全身骨格が向かい合って展示されています。

しゃがんだ姿勢のティラノサウルスの全身骨格の展示は世界でもめずらしいのですが、ティラノサウルスがトリケラトプスを待ち伏せしている様子を再現しているそうですよ。

国立科学博物館のティラノサウルスの全身骨格
国立科学博物館で展示されているティラノサウルスの全身の復元骨格。視線の先にはトリケラトプスがいるんですよ!

ティラノサウルスの大きさは?どんな体だった?

1990年にアメリカ・サウスダコタ州で発見されたティラノサウルス(通称スー)が一番大きく、体長約13メートル、体重は約6トンと推定されています。

ティラノサウルスと人間の大きさを比較

大きな頭と頑丈なあご

ティラノサウルスは頭が非常に大きく、スーの場合、頭の長さだけで1.4メートル。とても頑丈な頭とあごを持ち、あごを動かす筋肉が発達していたため、かむ力が非常に強かったと考えられています。

肉食恐竜のティラノサウルスの歯は、ステーキナイフのようにふちにギザギザがついていて、根元まで入れると30センチもの長さがあります。見えている歯の奥に次の歯が控えており、何度でも生え変わりました。サメの歯と同じですね。

力強い後脚と小さな前脚

ティラノサウルスの力強くて長い後脚には4本の指があります。前側の3本の大きな指が重い体重を支え、衝撃を分散していたようです。太くて長い後脚は獲物の追跡に向いているので、ティラノサウルスが狩りをしていたという理由の一つになっていますが、体重が重すぎて走れなかったという説もあります。

とても小さな前脚は、体長約13メートルのティラノサウルス・通称スーでも90センチ程度しかありません。指は2本だけです。

小さな前脚がどのように使われていたのかはっきりしていませんが、立ち上がる時の支えになっていた、鋭い爪があるので獲物を捕らえるのに役立っていたなどと言われています。ティラノサウルスの上半身には大きく重い頭があるので、下半身とバランスを保つため、小さな前脚になったのではという説もあるそうですよ。

ティラノサウルスの寿命と成長

ティラノサウルスの寿命は30歳くらいだったといわれています。なぜなら、現在見つかっている最大のティラノサウルス、通称スーの年齢を調べたところ28歳くらい、骨の様子からかなり年を取っていたと分かったからです。

ティラノサウルスの卵は?

ティラノサウルスの卵の化石はまだ発見されていないのですが、現在みつかっている恐竜の卵で最大の大きさは約60センチ(楕円形の長径)なので、ティラノサウルスもそれ以下だったのではないかと推測されます。

大きな恐竜でも卵はそれほど大きくならないのには理由があります。大きな卵だと殻も厚くなり、中から赤ちゃん恐竜が殻を割るのが難しく、ふ化できないから。また中にいる赤ちゃん恐竜が殻を通して呼吸ができなくなるからです。

ティラノサウルスの成長期

ティラノサウルスの子どもは2歳頃(体重30キロくらい)まではゆっくりと成長します。13歳前後(体重1トン以上)の時期に最も成長が速くなり、1日につき2キロも成長しています。

ティラノサウルスが大人になるのは20歳前後。年齢や成長の速さは、恐竜の骨の断面にある「成長輪」というもので推測しています。まるで木の年輪のようですね。

ティラノサウルスに羽毛が生えてたって本当?

「ティラノサウルスには羽毛が生えていた」という話を聞いたことはありますか?近年の研究では、鳥は恐竜(獣脚類)の生き残りであるという説が有力なのですが、ティラノサウルスも獣脚類。鳥と同じルーツを持っているので、羽毛が生えていた可能性があります。

ティラノサウルスの化石から羽毛は発見されていませんが、原始的なティラノサウルス類のディロング(体長約1.5メートル)の化石からは羽毛が見つかっています。このことからもティラノサウルスに羽毛が生えていた可能性が高いようです。

ただし、羽毛が生えていたのは体長12メートルもある大人のティラノサウルスではなく、子どものティラノサウルスだけ。なぜなら、羽毛の役割は体を冷やさないためだからです。小さな子どものティラノサウルスには羽毛が必要でも、大人の大きな体に羽毛が生えていると熱が体にこもって体温が上がりすぎてしまうのです。

今後、背中に羽毛が生えたティラノサウルスの子どもの化石が見つかるかもしれませんね。

ティラノサウルスに会いたい!ティラノサウルスに会える博物館や公園

最大級の肉食恐竜ティラノサウルス。映画「ジュラシックパーク」でも重要な恐竜として登場しています。ちょっと怖いけれど、ティラノサウルスに会ってみたいですよね。

今のところ、映画のような生きているティラノサウルスには会えませんが、全身骨格や復元模型を見に行ってみましょう!ティラノサウルスの大きさを実感できますよ。

福井県立恐竜博物館のティラノサウルス全身骨格
福井県立恐竜博物館に展示されているティラノサウルスの全身骨格模型

当サイト内にティラノサウルスの全身骨格や復元模型が展示されている博物館や公園の一覧を掲載しています。ぜひご覧ください。
全身骨格復元模型

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